ポケモンと学ぶ 小説のコワザ
もっとポケモンやトレーナーが生き生きとした小説が書きたい!
どうせ書くからには、読んだ人を感動させたい!
そんなあなたのために、基礎的なことから応用編まで
「使うだけで小説が上手くなるちょっとした技=小説のコワザ」を集めました。
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Author:明星
シナリオライター志望のはずが、
いつしかマルチタスク中。
小1の時に緑が発売されて以後、
すっかりポケモンに魅了されっぱ。
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第3回 物事の理由を考えるべし

カゲボウズ よぉ、テメェら小説書いてるか?
 いつでも誰かを恨んでる闇の帝王・カゲボウズ様の登場だぜ!(キラッ★)
 ……ってマスター! 何ちゃっかりキラッ★とかさせてんだよ!
 闇の帝王がそんなことするかよ! 寧ろオレ、そんなんじゃねぇし!

 ……いかん、初っ端から動揺させられちまったぜ。
 とにかくキャラクター設定にまつわるコワザについては、このオレが説明していくぜ。
「何かどうにも上手く話が進まない……」「主人公なのにカッコよく(かわいく)ない……」って
 悩んでるヤツは聞いてくといいんじゃねぇか?

コワザ! コワザその5 キャラクターには動機を持たせるべし!
 大体勢いで小説を書き始めたヤツは、「こんなキャラクターを書きたい!」ってヤツが多いはずだ。
 ポケモンって題材なら、「ゲームと同じように旅をさせたい!」って理由もあるな。
 が、コイツはあくまで「作者の動機」だ。
 キャラクターにはキャラクターの動機、行動理由ってヤツが必要なんだよな。

 例えばここに、1人のポケモントレーナーがいたとする。
 パートナーのナエトルと一緒に、冒険の旅に出るところだ。コイツの旅に出る理由は?
 ――「ポケモンマスターになる」って、普通すぎるじゃねーかー!!(シャドーボール!)

 まぁ最近は、他の理由も見るけどな。
 コーディネーターだの、ブリーダーだの、トラウマ克服だの、ただ何となくだの……
 別に、これは悪くない。だがキャラクター、特に主人公の行動とその動機は、
 時に物語のメインテーマとなる。

 更に言うと、動機の動機も必要だ。
 例えばさっきのポケモンマスターになりたくて旅に出たトレーナー。
「旅に出る」理由は「ポケモンマスターになる」だが、「ポケモンマスターになる」理由は何だ?
 世界一を目指すってのは悪くないが、これ以外にもあるよな?
 生き別れた親と会う(大会で目立てば気付いてくれる)、周りの決めたレールから外れる、
「オレ、これに優勝したらアイツに告白するんだ」等々、ちょっと考えただけで色々出て来るぜ。

 何となく、ってのもキャラクターの個性だからアリだ。
 だが子供の頃からそんな何も考えてないヤツってのはなかなかいないだろう?
(ガキだから考えていないってヤツもいるにはいるが)
 何となく大事をしようとする。それはなぜか。どうしてそう考えるようになったのか。
 これを辿っていけば、より一貫性のあるキャラクターの経歴が出来るってモンよ。

 最後にもう1つ。
コワザ! コワザその6 いつも「なぜ?」と考えるようにすべし!
 まぁこれもキャラクターと言うよりも、小説(と言うか創作全て?)において言えることだ。
 小説のネタってのは大体「なぜこうなっているんだろう?」「なぜこの人はこう思うんだろう?」という
 疑問から生まれている。

 例えば、あるゲームクリエイターはこう思った。
「なんで子供の頃やった虫取りは面白かったんだろう?」
 テメェもちょっと考えてみな。この「考える」ってことが、創作の始まりだ。
 ちなみに昔虫取り少年だったコイツが作ったゲームが『ポケットモンスター』だぜ。
 虫取りをしたことが無い今のガキなら、「なぜポケモンは面白いのか」でも構わん。

「人間は考える葦(アシ・植物)だ」って、テメェらはもう自分達のことを知ってんだ。
 もっと面白い話、じゃんじゃん書いてくれよな。



<おまけ>カゲボウズのプロフィール


カゲボウズ カゲボウズ(♂)
  パーティのツッコミ担当。タマゴ生まれ。
  レベルはそんなに高くないが、毒も愛もこめられたツッコミを叩き込んでくれる。
  口は悪いが人(?)は良く、何だかんだで困った相手は助けないと気が済まない。

 が、非力。力仕事をまるでやらない。
「オレ、ゴーストだから持てねぇし」とか言う。(実際はそんなことは全くない)
 その割には技でツッコミを入れたがる。特に「シャドーボール!」と叫びながら頭突きする姿が
 よく見られる。(技自体は未習得。自分がシャドーボールのつもり)

 妬み恨みが大好物なのは公式設定通り。
 他人の不幸は蜜の味。ひとしきり舐めたら助けに行く。
 自分の不幸もジャムの味。助けを求めず、自分で何とかしようとする。もしくは《みちづれ》狙い。
 感情を読み取るだけあって、若いくせに哲学的なことを言い出すことも多い。

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